院進-k(インシンク)|大学院進学について考えるためのポータルサイト

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2017年6月23日~7月8日 ニュースまとめ

院進-k編集部でニュースを担当しております鈴木です。2週間分(6月23日~7月8日)のニュースをお伝えいたします。今回から隔週でより幅広い分野のNEWSをまとめて、皆さまにお届けします。

スーパーコンピューター「京」がGraph500において5期連続で世界1位を獲得(科学技術振興機構)6月23日
理化学研究所の「京」が本年も世界一のパフォーマンスを示しました。
編集者コメント:具体的な課題解決のためのアルゴリズム・プログラム開発、ネットワークの整備など、今後バランスのとれたシステムの確立が急務となりそうです。

映像解析と人工知能で酪農を変える!~乳牛の歩行映像から重大疾病の予兆を発見~(大阪大学)6月26日
映像解析と人工知能の力で乳牛の蹄病を99%以上の精度で発見することに成功しました。
編集者コメント:酪農家に牛の状態を「見える化」することで、従事者の減少と高齢化が著しい日本の酪農業を効率化する手助けになると期待しています。

世界初!夢の反応“温和な条件でのアミド還元反応”に成功(大阪大学)6月26日
高温高圧下の水素で還元していたアミドを常温でアミンに還元可能な触媒が世界で初めて開発されました。
編集者コメント:今後、汎用性・経済性の高いアミン合成反応として医薬品合成への応用が期待できます。

骨格で支えられた人工細胞の形成に成功~薬用カプセルや化粧品などの応用に耐える補強が実現~(東京農工大学)6月27日
人工脂質二重膜にDNAの強い相互作用を駆使してリボソームに実際の細胞並みの強度を持たせることに成功しました。
編集者コメント:薬用成分を運ぶミクロなカプセルとして今後医薬品や化粧品の開発に応用が可能になるのではないかと期待しています。

植物に酢酸を与えると乾燥に強くなるメカニズムを発見~遺伝子組み換え植物に頼らない干ばつ被害軽減に期待~(理化学研究所)6月27日
酢酸をシロイヌナズナに与えると傷害応答に関わる遺伝子群が活性化し、乾燥に強くなることが明らかとなりました。記事によればイネや小麦、トウモロコシといった作物についても同様の乾燥耐性の強化が確認されたということです。
編集者コメント:時間と費用のかかる遺伝子操作を用いず、工業的に大量生産されている酢酸を使用する簡便で低コストな乾燥対策法となりえるでしょう。

原子核を見る新型電子顕微鏡の完成—不安定核の陽子分布測定という新世界の扉を開けた—(理化学研究所)6月28日
不安定核種の電子散乱分布を観測し、原子核の陽子分布を決定することに成功しました。
編集者コメント:原子よりさらに小さい原子核の世界を理解する一端が開かれようとしています。本研究はそのための新しいモデルを構築する一翼を担うことでしょう。

子育て費用の時間を通じた変化―日本のパネルデータを用いた等価尺度の計測―(名古屋大学)6月29日
等価尺度法を用いて計測すると日本において0歳から2歳までの間にかかる子育て費用が過去20年で顕著に増加していることが確認されました。
編集者コメント:今回の研究結果をより実践的な政策議論にどのように活かすか、学術と政治の両方の面から活発な議論をする必要がありそうです。

指定国立大学法人に東北、東京、京都の3大学指定(大学ジャーナル)7月3日
世界最高水準の教育研究の展開を見込まれる大学として東京大学、京都大学、東北大学が指定国立大学法人に選ばれました。文部科学省によると落選した大阪大学、名古屋大学、東京工業大学、一橋大学も「指定候補」として構想の高度化を要請するということです。
編集者コメント:大学の国際競争が激化している中で、いずれの大学でも今後学生や教員の多様化や財政基盤の強化が課題となるでしょう。

「元史」「明史」から浮かび上がる13世紀から17世紀の太陽活動 —隋から清までの正史を横断した太陽記録調査が完成—(京都大学)7月3日
望遠鏡のない元朝から明朝までの黒点やオーロラの記録を追い、他地域の記録や太陽・地磁気に関する研究と照合しました。記事によると隋(581~618)から清(1616~1912)まで1000年以上にわたる太陽観測データが得られたということです。
編集者コメント:私はこの膨大なデータから当時の太陽活動を明らかにしてしてくれること、観測による天文学とは異なるアプローチで天文現象の解明していくことを期待しています。

食欲を抑え、熱産生を高めて末梢組織の糖利用を促進する神経細胞を発見(九州大学)7月4日
体内でインスリンの働きを活性化させ、抹消組織の糖利用を活性化する神経細胞を特定しました。
編集者コメント:今後この神経細胞を活性化させる医薬品の開発が期待されます。そうすれば世界的に増えると予想される肥満や糖尿病に対する新たな治療法が確立するかもしれません。

タリム盆地の掘削調査で地下7kmの地殻にかかる力を計測(京都大学)7月4日
中国・タリム盆地の地下から取り出した岩石の応力をARSという手法を使って測定しました。
編集者コメント:プレートにかかる応力解析などに活躍しそうな技術です。ゆくゆくは地震予測などに役立つと私は推察します。

世界最古のオーロラ観測図像は8世紀まで遡ることが判明(京都大学)7月4日
ヴァチカンで保存されていた書物に記載されている、8世紀ごろのオーロラ図画が直接観測により描かれたものであると判明しました。
編集者コメント:近現代の天文学がカバーできない古代の天文現象を解明する重要なヒントとなりえそうです。そしてその結果は現代と未来の天文学を支えることになるのではないでしょうか。

正方形型シクロブタジエンの観測に世界で初めて成功 —理論上の予測を実験的に証明—(筑波大学)7月6日
通常長方形の構造をとり、極めて不安定なシクロブタジエンですが、世界で初めて正方形の構造をとり、反芳香族性を示すシクロブタジエンを観測することに成功しました。
編集者コメント:このような研究はπ共役系とは何かを理解するだけでなく、次世代の有機半導体材料として期待される反芳香族化合物の利用に向けた研究としても期待されています。基礎研究が大切にされる社会を作っていきたいですね。

大学の学費が高騰を続ける理由—デフレなのになぜか—(プレジデントオンライン)7月8日
この40年で大学の学費は大幅に上昇しています。記事によると国公立大学の法人化、国からの補助金削減、私立大学では経費の高騰がその主な原因とされています。
編集者コメント:大学での学びに金銭的な価値を求めるかは別として、大学で学び、研究をする意味を考えることは重要である私は考えます。

「研究者魂 経営者脳 ~iPS細胞実用化を目指して~」(Webゲーテ)7月3日
山中伸弥教授はiPS細胞を使って単に寿命を延ばすことよりも、健康に生きられる寿命を延ばすことを見据えています。

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