院進-k(インシンク)|大学院進学について考えるためのポータルサイト

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2017年8月7日~8月20日 ニュースまとめ

院進-k編集部でニュースを担当しております鈴木です。先週までの2週間分(8月7日~20日)のニュースをお伝えいたします。

SPring-8を用いた精密構造解析による分子軌道分布の可視化法を電子状態の直接観測に成功-電荷分布観測による新たな分子設計の提案-(名古屋大学)8月7日
SPring8での高分解能X線回折測定により分子軌道の直接観測に初めて成功しました。
編集者コメント:今後SPring8でなくとも観測できるようになれば材料科学などにおいて強力なツールとなると期待できます。

幼児の眠りを変えるスマホアプリを開発!(大阪大学)8月7日
深刻になっている日本の幼児の眠りに関して、専門家と双方向で話ができるアプリが開発されました。
編集者コメント:気軽に専門家のアドバイスを受けられるということで、多忙な現代社会において子育てにかかる負荷が少しでも軽減されると期待できます。

植物が宇宙で成長するための機能を解明-微小重力下では、根が高水分側に伸びることを発見-(東北大学)8月8日
国際宇宙ステーションの微小な重力の下で、キュウリの根がより水分の多い方に伸びていくことが明らかとなりました。
編集者コメント:本研究では根の伸長について重力と水分の因子を分離できることも明らかにしました。重力が生物に与える影響をまた一つ明らかにしたとも言えます。

「現代のピサの斜塔の実験」に成功-ミリメートル規模での自由落下の一様性を初確認-(立教大学)8月8日
これまで天体レベルでしか確認できていなかった重力が小さな物体間でも働くことを世界で初めて確認しました。
編集者コメント:今後重力という存在の謎に迫る重要な研究であると思います。

身の周りの「コケ」を利用して都市の大気環境を診断(北海道大学)8月9日
東京都内に自生するコケが窒素酸化物による汚染や乾燥などに関する指標となりうるか調べました。
編集者コメント:今後身近なコケ植物からその場所の大気汚染の指標が得られることが期待できます。

欲しいものだけを合成する新触媒-医農薬からバイオマスの高付加価値化まで-(東京工業大学)8月9日
様々な芳香族アルデヒドから選択的に芳香族アミンを合成する触媒が開発されました。
編集者コメント:アラミド繊維などの機能性材料の創出や医薬品原料の合成など多種多様な分野で活躍しそうな技術です。

量子計算機でも解読困難となる新しい原理に基づく公開鍵暗号を開発(九州大学)8月10日
これまで用いられてきた方程式とは異なるより複雑な方程式に基づく公開鍵暗号が開発されました。
編集者コメント:今後量子コンピュータの開発とともに現れるセキュリティ対策の問題にも対応していくための重要な研究であると私は考えます。

日本の論文数微減、日本経済の失速ぶり浮き彫り(大学ジャーナル)8月15日
日本で投稿される論文が過去10年間で減少し、国際競争力が低下していることが明らかになりました。
編集者コメント:経済的地位の低下だけでなく、若手研究者のポスト不足、大学関連の予算を削減し続ける政府の姿勢など、論文投稿の微減には複合的な問題が考えられます。

世界初!「病は気から」の分子メカニズムの解明 -キラーストレスはどのようにして消化管疾患や突然死をもたらすのか-(北海道大学)8月16日
ストレスが脳に炎症を起こさせ、その炎症が十二指腸などを引き起こすことがわかりました。
編集者コメント:アルツハイマー病などにも同様の炎症が見られることから、病理の解明に役立ちそうです。

冷温帯林の地表付近からの有機物放出が雲の生成を抑える証拠を発見(北海道大学)8月17日
冷温帯林で落ち葉などから放出される有機物が雲の生成を抑制する可能性があることが明らかとなりました。
編集者コメント:前回のニュースで海洋では有機物が雲発生の原因となっているとお伝えしました。その逆の結果となっているということで、興味深い研究であると思います。

動作中の誘電体における原子位置を0.01 nmの精度で直接観察(九州大学)8月17日
電圧を印加した状態での誘電体材料の原子位置をこれまでの10倍の精度で観察することに成功しました。
編集者コメント:電圧を加えた状態での原子の動きを追跡可能ということで、今後電気刺激と原子の挙動の関係が解明されると私は期待しています。

ショウジョウバエは脳で紫外光を感じる-―人二役の脳内光受容タンパク質-(京都大学)8月18日
ショウジョウバエが持つ光センサータンパク質(オプシン)が青色光から紫外線までを感じることが明らかとなりました。
編集者コメント:人間が感じることが出来ない紫外線を動物は何に活用しているか、今後の研究が待たれます。

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