院進-k(インシンク)|大学院進学について考えるためのポータルサイト

院進-k(インシンク)|大学院進学について考えるためのポータルサイト

2017年10月16日~10月29日 ニュースまとめ

院進-k編集部でニュースを担当しております鈴木です。2週間(10月16日~10月29日)のニュースをお伝えいたします。

雌マウスの社会的敗北ストレスモデルの確立~女性の暴力経験によるストレス関連障害を生物学的に研究するためのマウスを開発~(筑波大学)10月16日
雄マウスの攻撃を受けた雌マウスは体重の減少や不安様行動を示し、ストレス感受性が高くなることが明らかとなりました。
編集者コメント:今回はマウスにおける研究ということでしたが、今後女性に合わせた病理学や創薬の開発に活かされそうです。

特定の銘柄に左右されにくい新たな株価指数を開発(熊本大学)10月17日
特定の銘柄に大きく左右されず、幅広い銘柄の株価を公正に評価できる株価指数が開発されました。
編集者コメント:指数の有効性の検証は過去の日経平均株価を用いたシミュレーションにより行われたということで、経済でも情報科学の役割が大きくなっています。

月の地下に巨大な空洞を確認(宇宙科学研究所、東海大学)10月18日
月の火山地域の地下数十~数百メートルの深さに数十キロにもわたる巨大な空洞が存在することが月周回衛星「かぐや」の観測データから明らかとなりました。
編集者コメント:20世紀に予言されていたことが観測により証明されるとは、まさにSFが現実になっていくような内容ですね。

アメーバのように変化する物質の合成に成功(東京大学)10月19日
ゾル-ゲルの状態変化をひとりでに繰り返す新たな物質が開発されました。
編集者コメント:反応の進行を制御できるようになれば人工アメーバも作り出せるという、夢のような研究です。

重力波天体が放つ光を初観測!-名古屋大学の望遠鏡による重力波天体の初観測-(名古屋大学)10月19日
重力波観測により発見された中性子星の衝突による爆発現象を赤外線で観測しました。
編集者コメント:本年ノーベル物理学賞の対象となった重力波観測ですが、こういった研究と組み合わせて金やウランといった重元素の起源を明らかにしていくと期待しています。

新型の酸化物イオン伝導体である新物質SrYbInO4を発見
―燃料電池や酸素分離膜等の開発を加速―
(東京工業大学)10月19日

今までよりも酸化物イオン移動の活性化エネルギーが小さい新たな物質が発見されました。
編集者コメント:高効率の燃料電池や固体触媒としての実用化も期待される物質もミクロな要素の組み合わせに起因しているのです。

山火事がロシアの森林からのCO2放出速度を長期的に高める新メカニズムを発見(北海道大学)10月20日
山火事により発生した炭が残された植物の根の分解を促進し、二酸化炭素の放出を促進することが明らかとなりました。
編集者コメント:世界各地の山火事で同様の現象が起こっているのでしょうか。またなぜ炭が植物の根の分解を促進するのかが次の課題かと思われます。

脳のネットワークをメンテナンスする(東京大学)10月20日
脳内の認知機能を機能的磁気共鳴画像(fMRI)法を用いて解析したところ、特定の領域間の時間相関が過度に増加または減少し、認知機能が低下する場合があることが分かりました。その結果を用い実験を行ったところ、認知機能を改善する手法が開発されました。
編集者コメント:本研究に基づいて、加齢などに低下した脳の認知機能を回復させる医療が確立するとよいですね。

高分子量ペプチド合成に必要なアミノ酸型アシルボロン反応剤の開発に初めて成功~タンパク質が生体内で動くメカニズムの解明や、医薬品への応用に期待~(北海道大学)10月20日
ペプチド合成に極めて有望な原料であるアミノ酸型アシルボロン酸をボロン酸を導入したオレフィンのオゾン分解により合成する手法を合成しました。
編集者コメント:有機化学の教科書にも記載されているオゾン分解が今後のタンパク質の機能解明や医薬品開発を支えることになりそうですね。

コンクリート床仕上げロボット半自律制御操作システムを開発 -自動運転により、作業の省力化と労働環境の改善を実現-(筑波大学、大成建設)10月26日
最初にオペレーターが施行範囲と走行するルートを指定すれば自動でコンクリート床仕上げをするロボットが開発されました。
編集者コメント:建設業界において、人間が負担の大きい作業から解放される未来が産学連携で実現しようとしています。

なぜカブトムシの角は蛹で突然出現できるのか~三次元構造と形態形成における「折り畳みと展開」の重要性を提唱~(名古屋大学)10月27日
カブトムシの角が蛹で出現するメカニズムを実験とシミュレーションから明らかにしました。幼虫の時点で頭部に折り畳まれた原型があり、それが蛹で展開されていくということです。
編集者コメント:まず幼虫の時点で角の原器が存在することに驚きました。「折りたたみと展開」が昆虫の変態を解明していく足ががりの一つとなりそうです。

恒星間航行ロケットの原理実証に一歩前進 -レーザー核融合ロケット実現に向けたプラズマの噴出制御に成功-(九州大学)10月27日
複数個の電磁石を用いてレーザー核融合により生成されるプラズマの噴出方向を制御することに成功しました。
編集者コメント:以前紹介した記事と合わせて、夢物語であった恒星間航行ロケットのエンジン開発も着々と研究が進んでいます。

  • Twitter
  • Facebook
  • Google +
  • はてなブックマーク
  • pocket